2015年4月14日火曜日

かまど作りのために



本日は高岡のツリーハウスで使うかまど作りです。
ツリーハウスのおじさんが、耐火レンガがいっぱいあるよと 言っておられたので
漠然と話し合って自由参加にしたところ・・・

平日で、天気がわるく、病欠もでて
おじさんも農繁期に入り忙しく
人手が2めーい!
はたして、できるのでしょうか?





(メンバー)
S: ブログ更新担当。わりと森のこども園のなかではインドア派。
K: 県外でアウトドア指導をしていたため知識豊富。木登りができる。

しかしKさんも、以前作っているのを見ていたが実践したわけではないという・・・


かあさんたちの動きをしりめに
Yちゃんが笹の新芽をせっせと集めています。

そ、それは・・・  
「タケノコだよーー! おいしいよー!」


 とりあえず、雨が降ってきても作業できるように、タープを張りました。


こちら、ツリーハウスの階下、システムキッチンです。
 戸棚には食器やコーヒー類。
タンクにはおじさんの汲んできてくださったお水もあります。
至れり尽くせりです。お礼の気持ちでがんばらねば・・・! 
 さてまずは土台作りです。
S: 「木から離れた広場の、このへんに作ろうということです。」
K: 「ここ斜面になってるから平らにせんと。でも上からの雨水が溜まってきそう。
   土盛って、まわりに雨水が流れるようにしよか。」
S: 「じゃあ土・・・掘りますか」
K: 「かといって両サイド掘って溝にしたら、そこに水溜まるから。離れた場所からやね。」
離れたところでザクザク掘るものの、木の根っこが強力!
土はやわらかい腐葉土なのですが、根っこをかいくぐって運ぶ感じです。
盛って盛って・・・足で踏むと、シュンとつぶれるしどうも丸くなりますねえ。
K: 「廃材で木枠作ろうか。」
 木枠を作って水平を測り、そこに土を盛っていきました。
S: 「おお!木枠要るね!ちゃんと土が積まれる。」
K: 「延々と つぶすところやったね」
計画性のない我々。


 さらに土を圧迫してつぶす「タコ」を作ろうと思っていた我々。
S: 「こう、丸太に角材を釘で打ち付けて、さらに番線で巻いて締めるんだよね?
   締める道具(シノ)を預かってるんだけど・・・
   TVのDASH島でよく締めてるの見たけど・・・どうやるんだっけ?」
K: 「どうやったかな・・・回して締めるんよね。まぁ、やってみよ」


トントントン ・・・
S: 「あっ!!釘まがった!あれ??なおらない~」
(無残に9の字に腰を曲げた釘)
K: 「Sさんの・・・意外な・・・(ヘタさ・・・)」

トントンガンガン
K: 「あっ!?これ、釘短いわ。丸太に刺さるっちゃ刺さるけど、抜けるんちゃうか。」
S: 「ええっ、、、角材太かった?」



その時、道路パトロールカーが通りかかり、パトロールのおじさん2人がやってきました。

パ: 「こんにちはー。なにしてるんですかー?」
S: 「こんにちはー。ここは西広谷の自治会長さんが作ってくださったツリーハウスでして・・・
(怪しまれないように、饒舌に説明) よかったら登って見ていってください」

パ: 「おおーー、これは、すごい」
   「窓まであって。すごいなー」
   「こりゃあ、こどもたち喜ぶでしょう。孫娘も連れてきたいなぁ。楽しそうやねえ。」
   「ところでそれ、タコ作っとるんやろ」

K: 「はい。でも釘の長さが・・これやったら抜けてしまうなあ」
パ: 「欠いたらいいわ。こう」
 
角材に切れ目を入れて、 ノミのように上からシノで突くと、凹型になりました!!!
 素早い手慣れた手つき!!!


こうすると釘が丸太に十分届いて・・・(凹の幅は、釘を打つ金槌がちゃんと入るようになっている!)
 しかも、私が9の字に曲げた釘を軽快な金槌さばきでまっすぐに立て直し・・・
 S K:    
パ: 「そう、この人すごいのよ」
 ぐるぐる番線で巻いて締めてくださいました。
ちょっと長さ足りんかな?といいながら工夫してギュギュギュ~っと
番線の締め方はこちら

S K:     

パ: 「ツリーハウス見せてもらったお礼だよ~」

 S K:「ありがとうございました!!」

K: 「神様がみてはったんかなぁ~」
S:  「わたしたちががんばっているのを」
K: 「ここに困ったおなごたちがおるよーって」


思わぬ職人の技を拝見できた日でした。
奇跡のタコを手に
かまど作り、つづく・・・?











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