2015年4月30日木曜日

畑の日 ・ 野草天ぷらの日


今回は虫や植物のレポートです。


ねいの里に、春のトンボが登場していました。
 こどもが調べたところ、シオカラトンボのメスだそうです。
黄褐色の姿で、別名ムギワラトンボ。
ちょうど今は麦が実る季節です。
まだこのトンボの色はしていませんね。

 フワフワとした花弁に、実がなりつつある木。
「桑の実ににているけれど、花がちがうね。」
「桑にもいろいろあるのかな?」

調べたところ・・・
楮(こうぞ)の木でした。和紙の材料ですね。
桑科なので、実が似ているようです。

自然に生えている 藤の花がとてもきれいです。
木々に巻きつきながら伸びすぎた藤の枝はよくしなって、 つるのブランコになったり
お豆 はでっかくておはじきみたいで
なにかと遊び相手をしてくれる植物です。

そろそろ毛虫が出現するのには注意です。


 畑の日。草をとって、種をまきました。





 また別の日。山田ころりんの森で集まりました。


置いてある材木まわりを片づけていたら、何かの巣が・・・
「かまきり?」「大きいね。」
「トックリバチに形はにてるけど大きいし・・・」
(こどものこぶしよりは小さいくらいです)

 
 そのままにしておこうとしていたのですが、材木をずらした際に 割れてしまいました。

 なんと 中から、怒ったハチが・・・!

みんな離れます。 3メートル上空に1匹、グルグル飛び続けています。
おとなもこどもも近づかないように見守ると、
警戒して飛び続けてはいますが、襲ってはきません。


(4、5メートル離れた場所から見ながら)
「こういう場合って、ハチは…あの巣をあきらめるの?
もう一度、修復して作ろうとするもの?」

「前に家のまわりで草刈りしてて、カマで切っちゃったことがあったけど、
しばらく飛び続けて、そのうちあきらめて去って行ったよ。」

「このまま怒りがおさまるまで待つんだね。」

言っていたとおり、しばらくすると、ハチの姿はありませんでした。
コガタスズメバチの巣の作り始め?だったようです。

後で残った巣をみんなで観察すると、内側に小さな部屋が作られていました。
とても柔らかくもろく、主を失った巣は、すぐに崩れてしまいました。



そんな不遇なハチの運命をよそに


離れたところでは
満面な笑みで野草てんぷらを作らんとする親子らがいた・・・

 アタシもてつだうヨ!
 てつだうヨ!


 揚げたての野草てんぷらは、とてもおいしゅうございました。




巣箱をつくりにいきませんか

富山トヨタ「エコチャレンジ応援プロジェクト」採択事業
“フェザードフレンドクラブ” 始まります!

一番身近な野生動物 野鳥のこと、もっと知りたいと思いませんか?!
春・夏・秋・冬 季節ごとに集って、野鳥観察会や巣箱づくりなどを行っていきます。
焚き火キッチンで野外調理の腕も磨きましょう。

主催: 富山森のこども園
後援:富山トヨタ
協力:富山県自然博物園ねいの里 
    とやまの森づくりサポートセンター
    山田小中学校教育振興会 山田赤目谷地域のみなさん

■日時: 5月9日(土) 9時ー14時

■場所: 富山市山田赤目谷KOROりんの森 (牛岳温泉センター、富山市子どもの村そば)

■プログラム
9時 受付・集合・始めの会
9時30分~巣箱づくり
11時~巣箱を吊るす場所探し&野草摘み
12時~“焚き火キッチン” 天ぷら、汁物調理、会食
13時30分~ 片付け・終わりの会・ふりかえり(参加者アンケート) 
14時 解散

■参加費  1家族1500円(森のこども園サポーター 1300円 当日入会できます)

■持ち物  飲み物、主食(おにぎり)、食器、敷物、軍手、あれば双眼鏡

■申し込み・問い合わせ
先着限定15組 
 mail: toyama.morinoko@gmail.com

■今後の予定(日時・内容が変更する場合があります)
巣箱づくり、野鳥観察、バードコールなどのクラフト、焚き火キッチン
5月10日(日)ねいの里主催バードウォッチングの会
8月2日(日)野鳥観察・クラフト&流しそうめん
10月25日(日)野鳥観察・クラフト&薪ピザ
2月27日(土)野鳥観察・クラフト&おにぎりまつり
----------------------------------------------------------------------』


伝説の園長藤井さんよりお知らせでした。


2015年4月29日水曜日

高岡さまのこマルシェ

やってきました
第一回金屋町さまのこマルシェ

近頃 ここの石畳には、ヒミツの★型や♡型の金属が
埋め込まれ隠されているんですよ。


↓この細かい格子戸が「さまのこ」です。 
 
通りを練り歩いているのはアコーディオン奏者のアラン・パットンさんと、
人形劇のネンネンネムネム!ネムリ鳥さん。

時折現れる、このおふたりの音色とパフォーマンスが、
お祭りの雰囲気を不思議な懐かしさや親しみへと、繋いでいた気がしました。

ほかにも雅楽あり手品ありフラダンスあり!


出店もたくさんあり、地元の老若男女や市内のお店からの出店・・・
学園祭と手作り市を混ぜたような 和やかさでした。


 我々のお店はこんな感じでした

 こどもたちのつくったこびとさん。錫のアクセサリーパーツも選べます。
 手仕事部でIさんが指導してくれた花のブローチ。
胸元にさしたり、帽子につけたりするととっても素敵です。

コミュニティハウスひとのまさんのしぼり染めの手ぬぐいもあります。
とても色がきれいでした。



近くの鋳物資料館では再現された「たたら」を踏むことができます。
紐につかまって、足元の板を踏むと沈みます。
交互に踏むことで風をおこし、鋳物の炉の熱を煽っていたんですね。
こどもたちは「ぎっこんばったん」と 呼んで、遊んでいました。


 はるばる駆けつけてくれたMさんが、
兜の立体切り絵ワークショップもしてくれました。
 さまのこに似合う金銀の兜です。

 お隣のアクセサリー屋さんが、バルーンアートをはじめたところ
森のこどもたち、群がる・・・!
「商品がみえないから お客さんじゃない子はあっちへいっとくれ!」と苦笑い

するとこどもたち百円を持ってお客としてバルーンを所望しに。

仕方なくえんえんとバルーンをつくってくれたお隣さんでした。

 閉会後。
帰り際も演奏しながら去っていく
アランさんとネムネムさんにも、こどもたち群がる。
にこやかに戯れてくださる様子に心打たれました。

 魔法のような楽しさでした。

きっと第二回もしますよね?



 明日5月3日は、高岡瑞龍寺そばの
コミュニティハウスひとのまさんのマーケットにも参加します。











2015年4月26日日曜日

森カフェ(よもぎもち)


日曜日、森カフェの日です。

休日にやってくると、平日に比べて、
入口のいこいの村の自転車の乗り場などが かなりにぎやかしく

ちょっと静かな気持ちで家族で歩きたかったので 、
(そんなテンションの日もある・・・)

人通りを避け
いこいの村いそっぷの桜並木側をぬけて、ねいの里へ降りて行きました。

どこか白っぽく初々しい緑色の、ねいの里です。
 
くだっていくと、水生植物園が見えてきて、いろり小屋があります。
 

遅れて着いたので(ブログ更新係、いつもそう書いているような・・・)
すでにこどもたちがせっせと よもぎだんごを こねているところでした。
 おっ!ようちえん部で作った日よりも、緑が濃いねえ。
と見ていると、

男児チームは
豪快にどんどん残ったよもぎを入れていったようで、
よもぎの水分で、次第にどろどろに・・・。

警戒した目つきでその様子を見る女児たち。
(「こっちにまぜんといて~」)

シェフのきまぐれよもぎだんご やいかに?!

 ちゃんとできたよ?
(おかあさんの調節のおかげです)

 小学校にあがったばかりの子、
かつていつも一緒に森へ来ていた懐かしい子、
はじめて森に来てくれた子、
いろんなお友達が集まった日でした。

 これは、ハンモックをさかさにして・・・
 
 「おしし」ごっこです。
「ヨイヤサー!ヨイヤサー!」


 「森カフェ」はどなたでも参加できます。
平日の手仕事部・音楽部のほかに
休日の焚火を囲む集まりは月1回は ありますので、
どうぞお越しください。







29日(祝) 高岡さまのこマルシェでワークショップします



 高岡市の金屋町にて、第一回さまのこマルシェが開かれます。

 秋には毎年県内外からの工芸作家の展示販売を行う「金屋楽市」で賑わう通りです。
 金屋町楽市より、さまのこマルシェはもうすこしフランクな楽しいイベント になりそうです。


 高岡の鋳物発祥の土地であり 、職人の工場は現在は
戸出や長慶寺の広い工業団地に移転集合して活動しています。

そのため正直、ふだんは静か~な通りなんですが、
ルーツとして遺していこうと、長老も若手も協力しています。

工芸手芸品販売や
人形劇や雅楽やアコーディオン演奏や

市内福岡地区で特産の菅笠づくりの実演もあるそうです。
(福岡地区の菅笠は、全国シェアを誇る手仕事です。
スゲを栽培し、乾している様子を見かけることもあります。)


森のこども園が、森から出て街へ?
ブログ更新者が時折お世話になっており、参加させてもらうことになりました。



ワークショップをしますよ!

●おりぞめ
紙を折って透明水彩インクで染めてみよう


●デコレーションろうそく作り
 菜の花ろうそくに、みつろうワックスを貼り付けて
オリジナルろうそくを作ります。




●こびとさん作り
ブナの木のこびとさんに色をぬって、
オリジナルこびとさんを作ります。
 
帽子や羽根など、錫のアレンジパーツも用意中です。



 ●かぶと作り

他にも、森カフェメンバーの手芸品販売
・海外プリント布製のベビースタイ
・花のコサージュ
 など
(写真のせようと言ったら「ガラケーだからムリ」とのことでした~)


お人形と桜の花のディスプレイ「季節のテーブル」展示もあります。 

どうぞお立ち寄りください。





ブログ更新担当者の個人的
*金屋町のおすすめ*

和菓子「KANAYA」
金屋町の石畳をモチーフにした形の、アーモンドプードルたっぷりのソフトな落雁。
和三盆の甘みがとっても上品です。
コーヒーにぴったり。
中尾清月堂製ですが、金屋町の大寺幸八郎商店でしか買えません。
(注文すれば、清月堂店舗でも購入可能だそうです。)


 5月3日のコミュニティハウスひとのまさんのフリーマーケットにも、参加予定です。



2015年4月23日木曜日

ねいの里の遊び場パワーアップ! と よもぎだんご


ようちえん部の活動日。

ねいの里博物館へ向かう道すがら、
近頃博物館のおじさんたちが造ってくださった、
森の遊び場があります。

手造りで木を加工したり土を盛ったりしておられる様子を
日々見ていたのですが

さらにパワーアップしていました。

 

木のおうまさんが2体に増えていました。

つぶらな瞳が彫ってあり
手綱のふさが赤く染めてあって、さりげなくおしゃれです。

ブランコに

 シーソーに

 つなわたりロープに

 竹のすべり台!節がとってあります。
 手造りの手触り、とっても心地いいですよ。


博物館ではいろんなサンショウウオの展示がされており、

たまごからかえった幼生たちが見られました。

 これはおとなのクロサンショウウオ。

ねいの里には、ホクリクサンショウウオのお宿があります。
 「たまごあるよ~、ホラあそこ、そこ
みてごらん」

「あれ? うんこ?」

「うんこ・・・みたいだけどね、たまごだよ。」
 「うんこ?」
 



 いろり小屋ではよぎだんご作りです。

手を洗ってきて、
 
 よもぎを混ぜた白玉をコネコネ

まるめてね~


はじめはおとなしく、基本の玉に丸めていたのですが

 
 次第に ねんど魂がめざめ・・・

パッションのままに激しい形のだんご?すいとん?かたまり? を
作り始める、男児たち。

ひたすらハート型をこしらえるお姉ちゃん。



 いろりでおだんごを茹でるよ~

 あれっ さっき
サンショウウオのお宿で 似たものを見たような・・・

 しかし茹であがると
きれいなヒスイ色ですよ。


あんこと、きな粉と、くるみみそと、黒ゴマタレを用意してくださった
当番さん。

豪華すぎます。


 思わず、つまみぐいの手が伸びていますよ~

 黒ゴマおいしかったなあ~
くるみみそも人気でした。

こっちは味噌玉に入れて食べる用の、おだんごです。
山三つ葉を添えて・・・
ごちそうさまでした! 

本日は休日の森カフェでもよもぎだんごの予定です。




 只今流行中の「板びょんびょん」に
重石(丸太)を乗せてみました。



 この日は陽気もよく、
様々な散策の方もふらりといろり小屋へ訪れました。

ワラビを手にした地元のおじさん

「ワラビいらんか?アクのぬきかた、わかるけぇ?

うちとこ周り山やから、わざわざとらんでもええがに、

歩いとると、どーもツイツイ採ってしまってなぁ。」
 余りワラビをいただきました。
ありがとうございます。










2015年4月21日火曜日

森カフェ・手しごと部


本日は第1回・手しごと部の日。
山田公民館へ訪れると、入口の「御案内」に「手しごと部」とありました。

なんだか目に見える響きにうれしくなって、

出迎えられた公民館の方に「おはようございます!手しごと部です!」
と名乗ってみました。

 公民館はひろいなぁ~~と かけまわるこどもたちに
ねんど仕事を与えます。

窓の外には山田川。
雨つづきでこの日は濁流でした。


 こちらはおとなの手仕事。
ちくちく名人 Iさんの用意してくれた
布製コサージュ作りを習っていました。

ようちえん部OBの母さんと 「小学校、どう~?」なんて話しつつ
花びらを作って、まとめていきます。


 布にひみつの加工がしてあって張りがあります。 
「つくっている人らしい、花になるねぇ~」

 私はまったく別の手仕事をしていたのですが、
さまざまな誘惑がないおかげか、集中してとりくめました。

しあげたい手仕事、片づけたいアレコレを持ってご参加ください。
片づけたいアレコレ・・・
洗濯物でも持ってきて畳みたい気分です。

 

 お昼ごはんは調理室をお借りしたのですが、
ここも広~~い !設備満載!

「家庭科室みたいで懐かしいね」

普段は野外で焚火料理ばかりしている我々

「普通に泡だて器を使ったお菓子作りとか、してみたい・・・」
「デコレーションのケーキとか」「ホールでもちかえり・・・」
「お菓子つくり名人のAさんのクッキーを習いたい」

あれやこれや言いつつ

来月は、長らくやりたいやりたいと言っていた
「みりん作り」に挑戦しようということになりました。
お味噌づくりは毎年行っているのですが、
みりんは初挑戦!

気になる方は森カフェにご登録ください。



 「あとかたづけ てつだうよォ~」