2012年6月2日土曜日

4月の森歩き

 4月の森はまだ雪が溶けたばかり。ちょっと眠たそうな、枯葉の道です。

新しいメンバーには0~1歳児のこびとさんも多く、若返った雰囲気の森のこども園です。森歩きが初めてのちいさなこびとさんも混じって 、探検探検。
なにもかも目新しくて、立ち止まってしまう。
大人は着いた先でしたいこともあるけれど、こういう立ち止まりも、なるべくゆっくり見守ってあげたい。だけど、おやつの時間、はじまっちゃうかも・・?ちょっと悩ましいお散歩道です。

私が出産後に参加していた時は、産後1年を過ぎるまではかなりヘトヘトで余裕がなく、さよならの歌の時には「ああ,1日終わったー!」とどっと疲れが出ていました。でもなぜか、嫌な疲れは残らず、うちに帰って夕飯を作るのも苦じゃない。さわやかな疲れを脱ぐ感じでした。
まだ産後のお母さんも多く、大丈夫なのかな・・?と思いきや、しっかり者のかあさん達、自分なりの抱っこ紐や背負い道具を準備し、表情がとっても明るいのです。


 おなじみの、囲炉裏小屋です。今年も一年よろしくおねがいします。
母さん達の手作りの一品を持ち寄って、ポットラックのお昼ご飯。
これが楽しいのです。
あらっ、もうぱくっと口にしているこびとさんがいます。
この日はおはぎがありますね。「お麩のラスク」が評判でした。


 また別の日。
前のお兄ちゃん達の代から引き継がれた
「枝の通せんぼじゃんけん!」

森の伝統になってゆくのでしょうか。

結構柔らかい細い木を使っています。

木と言えば、 ねいの里さんでは、冬の間にかんじきの貸し出しをしてくれています。子供用はないのですが、大人用を貸していただいたところ、普段は歩けない場所を浮くように歩けて、素晴らしい体験でした。
そのかんじきに使われているのは、マンサクの木ということでした。 ねいの里で、春一番にまず黄色い花びらをそよがせていたのがマンサクの木です。使われる木は、その地方によって違うそうです。

森歩きに春から加わっていたK君のお父さんが、「マンサクの木の皮を叩いて柔らかくして、縄をなって、家の修繕に使う地方が あるんだよ」と教えてくれました。
また、わらびがにょきにょきと生えだした4月の終わり頃。どうやってあくを取って食べてる?という話をしていたら。Tさんが「そういえば、おばあちゃんやおかあさんが、今の時期になると、雪がこいを外して出た藁の縄を燃して、その灰で山菜のあくをぬいてたなぁ。」と言っていました。なんて無駄の無い、美しい循環なんだろう・・!自然のものは、自然のものであくをとって食べられる、不思議な智恵ですね。

 
お抹茶を持ってきてお茶を立ててくれた日。
桜の花びらが抹茶に落ちる春風の日でした。
桜の絵のついた紙に、手作りのお菓子を乗せてふるまってくれました。
この日は、 お豆の登場率の高かったポットラック。
保温鍋でスープを持ってきてくれた方もいました。
「どうやってつくったの?」と毎回勉強になります。

by suzuharu

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